TEAC TN-4D


紹介

2022年に購入

フォノイコ内蔵、USBデジタル出力あり、カートリッジ装着済ということでアナログをこれから始める人にはよいかも。手持ちのレコードの問題かもしれないが女性ボーカルのサ行が歪みやすい傾向がある。

※個人の感想です。

フォノケーブル

オヤイデ電気 PH-01RR 1.0m(RCA-RCA フォノケーブル)

低負荷容量VM/MMカートリッジに最適化、と謳っているだけのことはあり、カートリッジからの信号をちゃんと伝送しているようで、高域の帯域が広がった感じがし、音もクリアになったような。


カートリッジ

audio-technica AT-VM95E

TN-4Dに標準装備のカートリッジ(SUMIKO Oyster(丸針))ではボーカルのサ行が歪みやすかった(特にユーミンの中古レコードはほぼ全滅だった)ので、針先形状が異なるaudio-technica AT-VM95E(接合楕円針)を購入。サ行の歪みは少し改善された。
 

交換針

audio-technica AT-VMN95ML

ボーカルのサ行が歪みをさらに改善するため針先形状がさらに異なる交換針audio-technica AT-VMN95ML(無垢マイクロリニア針)を購入。サ行の歪みはさらに改善された。


リード線

audio-technica AT6101
「PCOCC単結晶状高純度無酸素銅、22芯のリード線」

知り合いの ご厚意でカートリッジ用リード線を譲っていただけることとなった。
TN-4D純正のシェル付属のリード線と交換。付属リード線よりもAT6101の方が解像度がよく楽器やボーカルが鮮明になる。線が太くなり銅の純度も上がっているので情報量が増えたのかな。短い線を交換するだけで音に影響が出るとは驚き。AT6101は比較的安価だが 高価なリード線が売られて需要があるというのも納得。


スタビライザー

オヤイデ電気 多機能EPアダプター「STB-EP」

STB-EPは180gとスタビライザーとしては軽量級であるためか、レコードのゆがみによるトーンアームの上下の揺れには効果はなかった・・・
効果があったのは音質の方で、STB-EP使用時では音がクリアになりボーカルや楽器の輪郭がはっきりしてくる感じ。高域の響きがよくなり低域もしっかりと鳴ってるような。プレイヤー自体の余計な振動を抑えて音の濁りが少なくなってるようで。ここまで音が変ったのにはビックリ。


ターンテーブルシート

Hudson Hi-Fi アクリルターンテーブルマット | アメリカ製LPスリップマット オレンジライン

ターンテーブルシートによって結構音が変るらしいので、TN-4Dの付属のフェルトとは真逆な硬質のアクリルのターンテーブルシートを購入してみた。
聴き比べると、フェルトがほわんとした感じなのに対し、アクリルは引き締まったように感じられる。アクリルにすると、解像度が上がって音の輪郭がはっきりするような。音がクリアになり、しかも低域や高域もしかり出るようになり、まるで別のプレーヤーで再生しているかのよう・・・ここまで音が変るとは少しびっくり。


リード線

シェルリード専門工房 KS-Remasta「KS-Stage101EVO.I」

知り合いのご厚意でシェルリード線のaudio-technica AT6101を譲っていただき、シェルに元々付属していたシェルリード線との聴き比べで、その違いに大いに驚いていたのですが・・・あのときの感動が忘れられず高額なリード線を購入。
さらに音が鮮明に。低域は力強くなり、高域も華やか。違いがはっきりしたのは Dave Brubeckの「Time Out」。これまでは、霧がかかったようにぼやけていて、まぁ昔の録音だからこんなものかと思っていたが、KS-Stage101EVO.Iに交換したとたん霧が晴れて各楽器の音が鮮明になった。
 

カートリッジ

audio-technica AT33PTG/II

MC型 無垢マイクロリニア針

audio-technica AT-LH15/OCC

これまでMMカートリッジばかりだったので、MCカートリッジの音をどうしても聞きたくなって、とうとうMCカートリッジを買ってしまった・・・中古だけど。あとヘッドシェル付きで売られていた。

MMカートリッジとはまったくの別次元の音が出てきた。ひたすらクリアで音の輪郭がはっきりしている。高域はのびやかに響き、低域は厚みがマシマシ。あととにかく音の切れがよい・・・もうニヤニヤが止まらない。

まいったな、もうMMカートリッジに戻れない・・・
 

売却

MCカートリッジを使うと左chのハムノイズが酷いことに気がつく・・・

いろいろ検証した結果、プリメインアンプをYAMAHA A-S2000からONKYO Integra A-917Rに交換すると症状が収まったので、A-S2000があやしいと判断し、ヤマハのサービスセンターに送って確認してもらったが・・・異常なしということでそのまま返送されてきた。

ヤマハのサービスセンターで確認したのは
 1. フォノイコ非搭載の古いプレーヤー&A-S2000 → 問題なし
 2. フォノイコ内蔵の最近のプレーヤー&A-S2000 → ノイズが大きくなる
 3. フォノイコ内蔵の最近のプレーヤー&センター所有のA-S3000 → ノイズが大きくなる
このこととから、原因はわからないが、フォノイコ内蔵のプレーヤーとA-S2000やA-S3000に内蔵のフォノイコとの相性と思われる、とのことだった・・・

そこでネットで調べると・・・
どうもTN-4Dについては、MCカートリッジの使用に向かないとの情報がでてきた。

■YouTube「レコードを最も高音質で聞けるフォノイコライザーはどれか」
「・・・06:31 プレーヤー内蔵のフォノイコはどうなの?・・・
 ・・・TEAC TN-4D・・・スルーで使うとノイズだらけです。・・・このスルーは内蔵イコライザーと繋がっているようです。・・・この製品は、内蔵イコライザーで使うもの。MCカートリッジを使いたい人や、外部イコライザーで使いたい人は、別の製品を使った方がいいでしょう。・・・」

■Amazon「TEAC ティアック ダイレクトドライブ アナログターンテーブル ピアノブラック TN-4D-B」
「・・・カスタマーレビュー・・・
 ・・・MCカートリッジは使えません。・・・
 ・・・MCカートリッジを取り付けて、内蔵のEQAをスルーして、アンプのMC入力に直接接続した状態でLPを再生したら盛大に雑音が発生しました。カートリッジを交換したり、アンプとの間にMCトランスを入れたり、独立したEQAを使ったり、部屋の電源をすべて切ったりしてみましたが雑音はなくなりませんでした。雑音の発生源はTN-4Dにあると思って分解して調べてみたところEQA/ADC基板の配線パターンがマズイことがわかったのでMCカートリッジでレコードを聴くことはあきらめました。・・・」


A-S2000に異常がないとなれば、今後もMCカートリッジを使うのであればTN-4Dを交換するしかないと判断し、TN-4Dを下取りに出して別のレコードプレイヤーを購入することにした。
 



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